戦闘シーンはスゴイが『ベンハー』には遠く及ばず・・・と言うのが大方の評でした・・・ローマ帝国+戦闘この公式だけで「ベンハー」なのはやはりそれがそれだけスゴイ(≠素晴らしいではあるが)作品の証拠ではあるし、どうしても後発作品は比べられざるをえない・・・・
結論(うぴーの評)で言えば『ベンハー』とは比べるにも及ばない作品である。ダメ!と言っているのではない(ヨイとも決して言わないが・・・)ジャンルが違う!!!???
一大スペクタクルロマンvs復讐ロードムービーである。
アチコチで散見される評は「戦闘シーン」はスゴイが・・・」と言った調子ではあるが、うぴーにはそれ程スゴイとは思わなかった・・・いや、スゴイんだけどね、あまりにもキレイにまとまっちゃってるんだよね・・・中世?って言うの?刀と弓矢、最新は投擲機!ってぇ時代でしょ?油ビンが破裂してナパーム弾の様な効果があるのは画的には判らないでもないが(実際の効果は知らんよ)1投目で丁度いい所でボカン!続けざまに横一列でドカンドカンは無いでしょう??????
先に観た「ラスト・サムライ」はちゃんと位置/距離調整してたよ・・・
まぁ、そんな風に?期待していた戦闘シーンはそれ程大規模でもなく、かと言ってツマンナイ訳でもない・・・コロシアム(コロッセオ)での格闘シーンも円形競技場のスーケール感はナカナカのモノだけど戦闘自体はあまりスピード感が無く、多分ワザとだと思うんだが野蛮さを象徴してる格闘なので1対1の戦いもSWや武士に通じる?洗練されたキレイさ、機敏さが無い・・・・・・
まぁ、演出主眼としてその通りの筈なのは判らないでもないが、映画の面白さ!の演出としてはどうなのか?グラディエーターの格闘自体は地方版で野蛮さは充分に演出されているのでローマでの格闘はもうチョット色を付けてもよかったのではないだろうか???ローカル(地)の色分けは出来ているのにやってる事は代わらない・・・う~ん、そこも演出だよな・・やっぱり・・・・でも・・・・やっぱそのまんまでは鑑賞側としてはダレに感じてしまう(飽きちゃうんだよね・・・・)
まっ、戦闘シーンは実はあまり期待していなかった(っつぅか、冒頭の戦闘シーンで「こりゃ違うな!」と思ったので戦闘シーンに期待をかけるのをスグに止めた)ので、と言うかナント言うか?出演者の演技は素晴らしかった!!!!
主役のラッセル・クロウはキライです(爆
特別“色男”にも見えないし、ズバ抜けて演技が巧いとも思わない・・・男臭い男!って事なのか?
ブルース・ウィリスとかジョージ・クルーニーとか?その路線か?ムっさいオッサンやんけ?ハリウッドセレブの趣味はワカラン?(判ったらナンダ?と問われても困るが・・・)
キレた次皇帝を演じたホアキン・フェニックスとかその姉のコニー・ニールセン等の顔の演技とか静の演技は素晴らしい(そんなに誉めていいのか??)と思った。元グラディエーターで地方香具師のオリヴァー・リードもある意味トンでる役の雰囲気はバッチリだった!総じてオーバーアクションな演技演出だが、舞台を観てる!と言う感じだろうか?そこは狙っているんだと思うし、オレはソレにハマった!!!
そもそも神話系:史実ではないだろう?しかもこの映画は神話でもない・・・けど、要は中世ヨーロッパ?系?の映画は実はあまり好きではない・・・(だからトロイだってキングアーサーだってまだ観てないし、観たいとも思わない・・・)でも、『ベンハー』はスゲェ!と思ったし観ていて面白い!と思う。アチコチの評にて“ベンハー”との比較が多く言われていたし、先日ラスト・サムライを観たばかりだったので観る事にしたが、前述の通りベンハーを持ち出す事すらおこがましいのであって・・・でもそうそう悪い訳ではない!只、オレにはこの「面白さ」程度では上映時感が苦痛だ・・・・・この上映時間を苦痛に感じさせない創りだったらもしくわもう少しコンパクトにまとめられていたなら、誉めたのに・・・・
でも実際日本人にはやっぱりヨーロッパの歴史観や宗教観と言うのは所詮判らないんだと思う・・・・そこがのめり込めない?楽しめない最大の理由だろう?だから作り手とってはコレでいいんだろうなぁ・・・?
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