ようやく行ってきました!モチロンポンと一緒にね!
ポンと一緒ではあったが、カテゴリーは「映画」で・・・
ネタバレありますよってお気をつけて。
イロイロあって(説明はしないが)ポンが「映画に連れてって光線」を発している。ちょうど今月分の株主鑑賞券が1枚ある。もう今週末が最後のチャンスである(株主鑑賞券の期限上)
でも、ちょっと迷った・・・・
観る作品が無いのだ!!!まぁ、チャーリーで決まりなのだが、奇才ティム・バートンである、ビビリィのポンが最後までシートに座っていられるか?前情報は何も入手していないのでどうなんだろう?????
児童書?がベースだとしてもティムが色付けすると・・・・?
結果的に心配は無かった・・・
結構ブラッキーな展開ではあるが画的にオドロオドロしい事は無く、ポンも最後まで鑑賞できた。
さぁ、感想です。
微妙ですね・・・・・
意外と起伏が無いんですな?先の心配が危惧に終わったのはやはり子供にも観せられる作品づくりを意識していたんだろうと言う事。
バートンの得意芸のダークさは也を潜めてしまっています、【ダークなファンタジー】と言うのが、ある意味彼のウリですから(それだけとは言わないが)その半分を抑えてしまったと言う事は魅力も半減してしまうと言う事で・・・・ファンタジーな部分もあるにはあるが相乗する?ダークな部分がウォンカ氏の悪戯的なブラックユーモアだけでは釣り合わない・・・と言うか正に相殺してしまっているのではないか?
問題なのは!画面に動きが無い事!!!!
えっ?って言うでしょうなぁ、観た人なら・・・・・
では観た人にお聞きします、一番動きのあったキャラクターは???
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうです、【ウンパ・ルンパ】ですよねぇ
でもね、私的に「ウンパ・ルンパ」はキャラクターじゃなくて、あくまでもウォンカの工場の部品なんですよ、原作は知りませんが演出的にもソォ言う意図があると思うんですよ、だって、皆同じ顔ですし表情も無いでしょ?ウォンカ氏の言う通りに動いてますし、ダンスが揃ってるトコなんて機械的でしょ・・・・演出的に彼等の感情は一切表現されていないんですよ・・・・・・
ちょっと逸れましたが・・・
兎に角意外と画面内に動きが無いんですよ・・・・
動きが無いと言うのは・・・・「ダイナミックな!]」と言う意味。
広大な工場内に繰り広げられる奇妙奇天烈なファンタジックな世界!もしかしたら工場内と言う現実的な閉鎖感を演出しているのか?この工場の中でダイナミックに動き回る人物もモノも無いんです、画面上では・・・・
どォ言う意味か?
動き回るウンパ・ルンパでさえ『画面を縦横無尽に横切る』っというシーンって皆無に等しかったと思います(無いと断言は出来ないんですが)
画面から見切れるシーンはあったでしょう、でもそれはカメラのパンによってであり、ウンパ・ルンパがゾロゾロ出てくるシーンも、あえて画面内のドコドコから沸いて出るように出てきます。
ウォンカ氏等見学者御一行は常に傍観者であり動きがありません、最初に訪れるお菓子の草原?でも、走り回る事は無く、夫々の描写時にはフレームにキッチリ収まっています・・・・・
唯一ダイナミックな動きがあったのはタツノオトシゴの水飴船?がチョコレートの渓流を流れている時・・・くらいだろうか???
スケールのあるような空間に居ながら、制限された動きの数々・・・・・
「違和感」と言うのがバートン監督の持ち味の一つかもしれないので、もしかしたら演出なのかもしれない・・・・が、この作品を総合的に観た時、ソレがイイ方向に向いているとは思えない・・・・
原作(だから知らないんだけど)や子供向け(なのかなぁ?)の殻を打ち破ってもっとダークに仕上るんだとしたらまた違う意味でこの演出が生きてくるのかもしれない(本当に演出なんだろうか?)
かと言ってそんなに悪い作品でもないとは思う・・・
話題のワリには小ぢんまりした作品だったなぁ・・・と...
素直な感想。
言うなれば?バートンのワリには普通の作品だったな・・・と。
モチロン、デップはよかったですよ・・・かなぁ?
バートン&デップの最強タッグが・・云々・・・と喧伝されるが果たしてそうだろうか?
オレがバートン色を見出せたのはチャーリーの住む家の倒れかけた風体の造形だけだ・・・(おぉ、断言)
正直オレはバートン自身がれほど注力した作品だとは思えない!聞けば「コープスブライド」とほぼ同時期に作ってるそうじゃないか!
しかもデップもだ・・・・・
話題先行型であるので前情報無しと言っても期待はするさね、この俺の期待に応えてくれたかといえば・・・否!
但し!ソレほど貶す作品でもない、今までの評の様に粗ばかりが目立つ作品だとか根本的になってない作品とかと比べれば、明らかに上出来である。
ただ、ただ・・・・卒が無さ過ぎ・・・(爆
無難なのだ・・・・・・・・
そのへんは流石バートン!と言えるところだろうか(笑
*うぴー的に無難?だと言う事はカナリの誉め言葉である・・・
最後に・・・
これは原作の所為かもしれないが、チャーリーが当てた最後のゴールデンチケット・・・・購入経路が気に入らない!
年に一度の誕生日プレゼント --> ハズレ
おじいちゃんのヘソクリで ----> ハズレ
拾ったお金で買ったチョコ ----> 当り!!!
そうなのだ!超貧しいチャーリー家、当った後もお金に買えて家計に足そう!とまで考えが及ぶチャリーはお金を拾った途端、一目散にお菓子屋に走るのだ!果たしてチャーリーにチケット獲得権があるのか?
小言じいさんのお金は世界にゴマンとあるがそのチケットはたった5枚しかない!」の説得はモチベーションが上がるシーンだけれども、その前に
「アンタ、そのチョコレートどうしたの?」って親が聞かないか???
根本的にココがこの物語を台無しにしてる気がするんだが・・・・・
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