正直言って、予想通りの出来でしたね・・・・
世間的評では回を重ねる毎に評価が上がっているみたいですけど、うぴー的には2作目以降は“どうかな?”って感じですかね・・・・・(以前の評価とは違うかも)
この作品に限った事ではないのだが、予告編の出来で作品の評価が変わってくる!
最近の作品は「見せ場」を予告編でふんだんに遣ってしまうから、期待感が高い分映画自体の評価が落ちる傾向にないだろうか???
ハリーシリーズと言えば「クゥディッチ」のシーンが見せ場の一つである!(だろぅ?)
今回の炎のゴブレットではクゥディッチのシーンは予告編に出てるシーンで全てである!(いや、カット自体はもう少しあるが、映画を構成するシーンとしてはアレで全てである)
長くなった原作を映画の尺に収める為にバッサリと切落した!と言う製作側の意欲は買おう!!!
だが、原作でもクゥディッチのシーンは見せ場だし結構重要なシーンである!掴みだけに止めるには惜しいと言うか、無謀と言うか・・・
まぁ、尺に収める為の策と言われれば仕方がない事なのかもしれないが・・・
で、折角ソコをバッサリ落としたのに、それでも尺に収まらないのでもうアッチコッチ切り捲くりである。ハリーポッターに限らず映画評で幾度となく言ってきた事だが、シリーズモノのダイジェスト版を見せられている感じである!
ハリーのシリーズに関しては原作を先に読んでしまっている、それがイイのか?悪いのか?意外とココがジレンマである。
原作を読んでいると細かい描写/演出が無くて映画自体は物足りない、が、記憶が補完してくれるので状況把握が出来る。
読んでいない人の心理は判らないが、原作を読んでいないと原作本来の伝えようとしている物語を語りきれていない気がする、上っ面だけのダイジェスト版ではソレこそ長時間の予告編を見せられているに過ぎないのではないだろうか????と思ってしまう。
そもそも原作は全編に張巡らされた伏線がクライマックスで一気に集約する面白さがある!しかもこのシリーズは一見何でもない事象も事細かくクライマックスへの伏線になっているから意外と外せないのだ、だが、映画では細かい伏線を全て網羅する事ができない。そうなると原作の面白味は半減どころではないのだ。
原作をそのまま映画の尺に収めようとするのならもう(とっくに)限界なのだ。
しかも!
2作め以降は前作を鑑賞済みと言う前提で物語が進んでいく・・・・
と、言う事は映画単体で観たとすると1作目意外は単品映画としては成り立たなくなっているのだ、そう、Sターウォーズやロードオブザリングの様に・・・・
乱暴に言おう!SWやLOTRとハリーポッターは同列ランクの映画か????
よほどのSW/LOTR嫌いかよほどのポッタリアンでない限りやはりハリーシリーズをSW/LOTRと同列扱いはしてくれないだろう?だけど、作り(方)は同じなのだ。
評を書いている人も単品評価ではなくシリーズ中の1作としての評価である。全部観ている人なのだ・・・・
かく言ううぴーだって全部観てるし、DVDだって出れば買う人だ!俄かファンに比べればポッタリアン寄りであることは否定はしない、だが、原作を読んでいなかったら・・・前作を観ていなかったら・・・・
この映画を単品で評価するとすると「愚作」とは言わないまでも「凡作」の域を出ない作品である。
まぁ、原作自体も単品で評価出来るものではないのだが・・・(汗
まぁ、だからと言って「ツマラナイ」とまでは言いませんよ。通しで観ている人、原作を知っている人にはやはり映像化された本作品はオモシロイと思えると思いますよ。コノ映画の評はどれだけハリーに、シリーズに思い入れがあるかどうかで「評」が変わるんじゃないでしょうか?
いや、だから、うぴーはオモシロかったですって(爆
0 件のコメント:
コメントを投稿