2010/01/12

ランボー 最後の戦場

★★★☆☆

ランボーファンのうぴーとしては是非とも劇場鑑賞すべき作品だったのですが、公開当時は今と違って仕事が詰まってまして・・・・結局DVDになりました。

アチコチで言われてますねぇ《残酷描写/スプラッタ》と・・・
監督脚本主演3役をこなすスタローンも、「これは必然な演出」と言っています。
確かにスゲェ描写です・・・が、ソレを見せる映画(ウリ)ではありません。

2作目以降の“アメリカンナショナリズぅム・ランボー”を期待するとちょっと期待外れかもしれない、っつぅか着いて行けないかもしれない、が、1作目ほどの訴求力も無い・・・・
90分にまとめたのは正解かもしれない、実はスタローンってスンゲェ頭イイんですよ!



オープニングの実写コラージュでカナリ『ガツゥ~ン』とヤられます、本編の描写はコレよりキツイのですが、ノンフィクションの映像の力はやはりスゴイ!
2作目3作目の様な最後にドッカァ~ン!なカタルシスは無いのでオープニングでめまいがする人はソコで止めてもイイかもしれない・・・

何だかんだ言っても“ランボー”ですし、(色んな意味で)大作とは成り得ていない、寡黙なランボーのセリフも宣伝で騒ぐほどのインパクトは感じなかった・・・

スタローンも流石にこの歳で(62だって)派手なアクションは無理だろう・・・・と言う想像を超えた動きはするものの、『この歳で』の冠詞が付いての事だ。。。いや、充分派手なんだけどね、最盛期のランボーの動きを期待しちゃ酷ですよ・・・

教会のボランティア連中の描き方はアレでヨカッタと思う、ランボーに『平和ボケっ!』と一蹴されるシーンでは充分に平和ボケのコッチもそう思う!(ノンキに映画なんか観てるんだから、充分平和ボケだよね)

惜しむらくは《傭兵達》の描写、、、、
“荒くれ野郎”を描写したかったんだろうがチト古くねぇ~
あれじゃ一昔も二昔も前の演出である“イマドキだらしない傭兵”ではウケはどうなのか?
折角《スクールボーイ》の様なキャラを持ってきたのだったら“傭兵チーム”は全員がプロであるべきだった、《スクールボーイ》を際立たせたかったら、キッチリカッチリ【時間】で動くプロ傭兵と、情に流されたか?ランボーのキラーマシーンオーラに囚われて居残った《スクールボーイ》・・・みたいな演出でも充分行けたのではないか?
お気楽ポディションは教会やさんに任せておけばよかったのに・・・

エグいシーンは多いケド、それが必要と言うだけのスタローンの想いは伝わって来そうな作品には仕上がっている、っつぅか“ランボー”ってった時点でエンターティンメントなんですけどぉ・・・・・・

今回“睨みをきかすランボー”の構図がそこかしこに出てくるのですが、演出的にはワカルのですが、何故か?うぴーには【怖くなかった】今までの作品には“何考えてんだかワカラナイ怖さ”があの眼光の奥に潜んでいたのだが、今回のランボーは悟りきっちゃって【優しい眼力】に感じてしまったのはオレだけだろうか?やっぱり、ランボーではなく、スタローンの“老い”が出てしまったのだろうか???

《エイリアン》の様に2作目でアクションに路線変更して3作以降ヘタレになったシリーズだが、4作目で早くも路線を戻してきた。
“最後の・・・”と言ってはいるが次回作を予見する輩も居る、でも、もう、やっぱりスタローンでは無理だろう、商業的にイロイロ作りたくなるのだろうケド《ランボー》はここで終わりにして欲しい。

★3つはうぴー的には辛口かなぁ?とも思うが4つはあげられないなぁ・・・・

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