2010/01/12

セルラー

★★☆☆☆

ネット上での評判は結構イイ、【意外と】との注釈付ではありますが(笑
流れとしては予想通りの王道展開!
脚本家ラリー・コーエンの既作《フォーンブース》では何もかも展開が読めなかった(根本的に動機不明と言う奇作でもあったが)が・・・

この作品は『誘拐された先で、壊れた電話をナントカ直して、ナントカ繋がった先(繋がる先は選べない)、軟派な男子』みたいな予告を見ちゃうと、細かい展開やギミックこそ観ないとワカランが、『あぁ、それで、この軟派男が奮起して最後はキム・ベイシンガーを助けるんだね』と概略は判る。
脚本勝負の“小粒作品”であることは間違いなさそう。。。と、然程期待せずに鑑賞



うん、ヨク出来てると思う。。。。
でもね、この手の脚本勝負作品も最近増えてきたんだよね(低予算って注釈が付く場合もある)。
復興したのかヤケクソなのか?ハリウッド的絨毯爆撃型超大作が復活の兆しを見せる中、コレだけでは【意外とイイ】以上の評にはなり難い・・・(まっ、実際ちょっと前の作品ですが)

いや、よく練られたイイ脚本だと思う!スッキリ感で言えば《フォーンブース》よりイイのかもしれない、が「コレくらいならTVムービーでもいいんじゃね?」な厳しい目で見てしまううぴーです。

何かね?お金の掛け方が中途半端な感じがして・・・
そこそこ名の通った役者を使ってたりするのに、脇役は見も知らぬ人だったり(しかもヘタ・・・)
カーチェイスも微妙~~にスケール感が無かったり(見せ方はある筈なんだけどね???)
ノンストップアクションサスペンス?なので時折挟む息抜き部分のコメディ演出は観客側のイイ調節弁になってるとは思えないグダグダ加減・・・(アメリカンな観客はコレで丁度イイのかな?)

悪役の誘拐理由がコレまたお決まり的でTVムービーの枠なんですよ、折角練りに練った脚本なのに、、、映画にするんだからねぇ、無理にスケール感を出して台無しにする事はないが、もうちょっと映画文法的に突飛な理由付けでもよかったんではないかな・・・なんてな・・・・

まぁ、厳しい事ばかり書いたけど《言う事ナシ》でバッサリのい作品ではなく、言う事が沢山あるだけ面白かった作品!って事!
「期待しないで観ると面白いよ」って感じで半端に期待しちゃったもんで★3つに及ばず、限りなく★3つに近い2つ評価!
うぴーの評価を参考にしてくれている御仁が居たら、この作品はお薦めできる作品ですよ。

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