《9・11》である・・・
説明的な演出は一切無い、廊下を歩いている時に下のフロアの屋根部分に「ドカッ」と落下物の音がする・・・・コレは上階の火災現場で逃げ遅れた人が飛び降りた事を意味している。って事を体調の怪訝そうな顔だけで表現する・・・観る側も事件後数多の特番で刷り込まれている外的状況である。
そう、コレは世界的大事件で補完する情報は観客に備わっている事を前提に作られた作品。
ソレをイイとも悪いとも言わない、事実そぉゆう事件だし細かいディティールに説明は要らない、が、知ってると尚奥が深く観れる造りである。
実際現地の人や肉親知人を失った方はどのようにこの作品を観たのか?製作/公開時に「時期尚早」との声も上がったという・・・・まぁ、そぉゆう作品だ(どぉゆう?)
社会派(なのか?)のオリバーストーン監督である、政治的テーマを期待してみるとそれ程表立ってテーマや主張を論じてはいない、遺族への配慮もあるだろうが「淡々とひとつの事象を描く」のが今回のやり方である。
実際“面白い”作品ではない(面白さを求める作品でもない)
平和ボケした日本人にも9・11事件はそれなりにショッキングな出来事だったと思う。大なり小なりこの事件を体験した人(TVで観ただけでも)がそれぞれの思いで鑑賞する映画である。
★採評をするのもオコガマしいがとりあえず★3つ、面白い作品ではないがその重さ故、飽きる事も無い。
ちなみに、実際に助かった人の話であるから事実を元にした限りなくノンフィクションな話である。
同じ《9・11》の映画「ユナイテッド93」はまだ未見だ、コチラは状況証拠(事実)から推論した、限りなく?事実かもしれないフィクションである。
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