2009/12/03

ファイヤーウォール

★☆☆☆☆

もう・・・・・ヤめてくれ・・・・・・
もう・・・・・いいよ・・・・・・・・
とハリソン・フォードに誰か言うヤツは居ないのか?
(脚)本も酷いしハン・ソロは冴えないし・・・

冴えない主人公が冴えたワルモンと戦う!という構図は上手に演出すれば満足出来る作品に仕上がるのだが、ハリソンをキャスティングした時点で主人公は「冴えない」のではなく「どんな逆境にもめげない強い男」である・・・実際そうではない、撮影中に本の変更があったのかどうかまではワカランが、ハリソンに「冴えない男」を演じさせたかったのにソロが拒否したのか?いやいや、やはり「どんな逆境にもめげない強い男」を期待してインディ・ジョーンズをキャスティングしたのか?????
映画から感じ取れる主人公は「全く冴えないのに“どんな逆境にもめげない強い男”を演じている」男である・・・・・物語中の男の描写がそうなんだからしょうがない、本がダメダメの所以であるが、それをハリソン・フォードが演じちゃってるのは・・・いや、ココこそが狙いなのか!!!!!

こぉゆぅクライムサスペンスはワルモンが憎々しいほどに狡猾でなければ物語に面白みが出ない!
当然そんな造りにしようとしてるとは思うのだがやはり本が悪い・・・・一見そんな風なワルモンなんだが、とんでもなく“お間抜け”である、全く以ってドジである、が、(脚)本上は狡猾なワルモンである、のっけからドジの連発なのにそぉゆぅ演出ではないから言いたい事とやってる事がチグハグだし、ドジと言う演出で無いから観客に「ドジですよ」と説明も無い。なので物語りも面白くないしラストになっても何もカタルシスが得られない・・・・

更にこぉゆぅクライムサスペンスはトリックやギミックの妙もポイントのひとつだが、コレも戴けない・・・・タイトルから伺える展開にはならない・・・
主人公が銀行のセキュリティー責任者であると言う事と、ワルモンが前半(と言うより掴みのみ)ITを駆使(と、云うほどでもないのだが)主人公を陥れるだけでその後トリックやギミックはとてもアナロジーである“犬の首輪”のギミックは少々ヒザポンだったが、伏線の張り方が下手なので(張ってはあったね、確かに)素直に面白く受取れない・・・

兎に角(脚)本がヘタレ過ぎる・・・・

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