まとめてしまうのも酷なんだが・・・・
どうしてもピクサーの2番煎じの感は拭えない・・・いや、そりゃ違うんだろうけれどもだ!後発である事のハンデ(ハンデと言っておこう)はある訳で・・・・・
技術は演出の手段であって目的ではない!スゴイですよ、夫々の作品のCGのデキは質感やら何やらってのはソコを抽出すれば物凄い事なのかも知れない!
でもね、ピクサーと根本的に違うことがある、上記にチキンリトルを足してもいいだろう・・・
ピクサー作品はシリアスで大真面目な問題/テーマを子供にも見せられる作品にしようとしている(子供用にスケールダウンしていると言う意味ではない)逆にその他の作品は子供用の絵本を大人の鑑賞に耐え得る「画」に仕上げようとしている・・・・
前者は子供用にスケールダウンしているのではなく子供には子供の楽しみ方がある!として対象年齢層を大きく、しかし、夫々にちゃんとしたツボを用意してある、ターゲットを広げた弊害は確かに発生するが、時間、予算が許す限り最大限の努力をするし、分業のヨイ点でもあるのだろう?注力の仕方に偏りが無い(様に見える)
所が、後者は基本ターゲットが(望んでいないのかもしれないが)ピンポイントで子供である!先ずソレありき!で大人の鑑賞を狙った味付けをちょこっとする・・・か、それこそとって付けたような演出を施す、後者に見られる大人向けの味付けはえてしてシニカルな笑いを誘う演出に見られる・・・所謂ブラック時ジョーク的な笑いの演出が手っ取り早い・・・が、その演出はどうか?
大人、子供・・・老若男女全てをターゲットに据えて全てにヒットさせるのは並大抵の事ではないだろう!ピクサーだって全ての作品でソレが成功しているか?と問われればうぴーは「?」マークをつける作品もあるが、姿勢は貫かれている。他者には予め絞ったターゲットがあり(得てして子供)技術やシニカルさでその他を取り込もうとしている、結局は付け足しでしかない、その付け足しが付け足されたターゲットからは物足りなさと感じられ、メインターゲットからは余計な演出効果となってマイナス要素となってしまう・・・・・前回見たチキンリトルは完全に子供向けのようだが、仲間の造形や要らん思想、体裁、政治・・・・が意外と盛り込まれているのだ(これアニメに限らずハリウッド映画全体に言える事なんだが・・・)
上記で言った「要らん思想」とはメインターゲットを絞った状態で、の事を言う。事実政治的思惑や商業的思惑は商売である限り切り離せない要素でもある、それをも取り込む姿勢、ソレをも取り込んで尚且つエンタメに仕上る技術/演出が現段階ではピクサーが抜きん出ていると言う事である・・・・・
図らずもピクサー賛辞か?のような評だが、今回の評にあげた2作品、確かに技術の躍進度という観点から言えば素直にスゴイ「画」が出来上がっている事は否定しないのである。
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