2009/11/28

オレってば“映画好き”ではなくなってしまったのかな?

マガリ成りにもこの項のカテゴリ別けは「映画」である・・・
自称“映画好き”のうぴーが大胆にもエラそうに辛口レヴューを書いているのだが、あくまでも自称であり、巷に溢れる凡人と何ら変わりは無く、それ程の薀蓄も実はあまり持ち合わせていない・・・・
只『映画が好き』なのだ!

繰り返しになるが、事故後溜まった作品をたて続けに鑑賞している。
「機動戦士ガンダムSEED」のお陰で(汗;)寝不足になったが、以前のスパンに比べるとコンスタントに鑑賞を続けている・・・
ともなるとやはり寝不足感は否めず、ではどうしよう?ナント!パソコンで鑑賞しているのをいいことに「1.2倍速」で鑑賞している、音声付で再生出来る速度は2.0倍速までだが、1.5倍速以上だと「鑑賞」ではなくなってしまう・・・・・・

で、最近“ふ ”と思った・・・・

【オレってば“映画好き”ではなくなってしまったのかな?】

“映画好き”を一番自負していた?学生時代、うぴーの映画が映画たる規範はこうだった。
★面白い(楽しむ)事!
★大画面である事!
★大音響である事!
★洋画は字幕版である事!

第一前提の“面白い(楽しむ)事!”は揺るぎの無い事ではあるが、以下の項はどうだろう?
パソコンでDVD鑑賞ともなればいくら5.1chサラウンドシステムを構築しているとしても「大画面」「大音響」はクリアできない、レンタルビデオの時代には原語/字幕版を観ていたが、DVDになってからはもっぱら日本語で鑑賞している、これまた【アウト】である。

ウダウダ書いたが、要は
<font size=+1 color=#E8240F><b>“映画は映画館で観るモノ”だった筈なのである!
それがどうだ、最近はもっぱらDVD鑑賞(この言葉を使ってる時点で映画鑑賞ではないのだ)だし、実際に大前提である“楽しむ”事が出来ているのであろうか????

相反するのかもしれないが、映画好きだからこそ!レンタルだって利用する。
ビデオデッキ(テープ)が普及し、世にレンタルビデオなるものが出始める!それはそれは狂喜乱舞したものだ!出始め当初こそレンタル料が下手すれば映画一本分の値段に近かったが、価格が落ちるのにそう時間はかからなかった、今では1/4以下の値段でDVD(ビデオ)が借りられる(映画鑑賞の値段も上がってはいる)
一時はレンタルビデオが映画界の衰退(減収)の原因だ!等と言われた事もあるがドッコイ!映画界だって商売なんだから“損”はできない・・・・
レンタル誹謗ばかりしていても埒が開かない(映画業界が明確にレンタル非難をしていたのかは定かではないが)、娯楽から商業的へと手法は変わっていく(元々商売なんだけどね)
一時期に比べれば映画界も復興の兆しが見えているかのような風潮もあるが、果たしてそうだろうか?
うぴー自身の感受性の変化が大部分ではあろうが、昔ほどワクワクする映画があるのか?昔ほど“イイ”映画があるのだろうか?と問われると疑問符が付く。
制作費に占める宣伝費の割合が増え!内容よりも制作費や(お抱え)批評家の言葉が宣伝文句になる!洋画ときたらどんな作品だって「全米No.1」の看板が付く!

実際制作費はうなぎ上りだ!最新作のDVD化のリードタイムの短縮はココにも影響している!
「すぐDVDになるのならわざわざ映画館行かなくても待ってればいいさ」と考える消費者は少なくは無いだろう、映画1本分よりは高いがソフトを買ってしまえばいつでも好きな時に何度でも鑑賞できるのだ!ましてや、レンタルならば1/4で鑑賞できる!映画館の臨場感を差し引いてもオツリが来る!ってなもんだ!!!!(と、思ってる)

それではやはり映画館への客足が遠のいて困るのでは?
どっこい!そうではない!消費者の作品への記憶が無くなる前にタイトル放出してソフトで回収する!そうでもしないと回収しきれないのだ・・・・・
困るのは「映画館」である・・・・・・だから形態が予約入替制の「シネコン」になっていく。
オレから言わせればシネコンは豪華装備のホームシアター/ちょいデカの視聴覚室であり「映画館」ではない、後発だけに音響設備は旧来の映画館よりもヨイ処もある(多いくらいか?)がやはりうぴー的には“大画面”と言うにはシネコンレベルでは満足がいかない!
話が前後するが、シネコンって出始めの頃に数回しか行った事が無い!しかもソコでしか演ってなかったから仕方なく・・・・・
金を払ってまで視聴覚室に入る気は毛頭無い・・・・

幸いうぴーの地元にはまだ劇場型の映画館が残っている(勿論、シネコンへ移行した館もある)座席を新調したり、音響を整備したり、そりゃ涙ぐましい努力をしてるんだと思う!それでいて持ち込みOKだし!!!!!
只、最近二本立てが無くなっってきた・・・・・・・・元々ミニシアターなんて無いから都会に比べると館の件数は少ない、昔は興行的にも「二本立て」があったが、上映館が捌ききれない分、おまけの「二本立て」なんてのも結構あったのよね(新聞の時間表には載ってないが、やけに一回目の上映開始時間が遅いな?と思うと、早朝に1本別モノを上映していたりした)
でも、最近は単館上映モノがスケジュールに2本並んでいると「入替制」になりやがった!!!入替制が始まった時「入替制ですか?」って聞いたら「はい、そうです」と(何言ってるの?みたいな顔とトーンで)言われた・・・その時の対象作品でないもう一本はどうでもいい作品だったけど、気分的には「二本立て」だったので結構ショックだった(汗

大作1本上映なら入替制ではなく、居たければ何回でも観れる!
昔は初回の鑑賞は最前列(いや視界ギリギリまでだけど)でスクリーンを堪能し、2回目で物語を把握し、3回目でアラを探す!なんて観方をしていた。
如何せん3回連続もキツいものもある(爆)ので、1回目は中央よりちょい上のド真ん中でストーリーを堪能し、2回目は最前列で映像を堪能する!という観方に変えたが・・・
そのうち入替制になってしまうのか?心配・・・・
それこそ「STARWARS V:帝国の逆襲」の頃は客が捌ききれず臨時的に入替制と言う事態はあったものの、今のご時世客が捌けないから入替・・・はもう無いんだろうなぁ・・・

本心は“映画館でおもいっきり映画が観たい”のであるが、最近「金を払ってまで観たい」と思う作品がナカナカ出てこない・・・・
大作!と騒ぐモノほど期待感とのGAPも大きいだろうが、昔は「大作」はそれなりの代価を与えてくれた気がする!
モチロン作品の質や出来にも起因するが、果たしてそうだろうか?
情報社会、インターネットや何やらで口コミとか評判というのは昔に比べある意味、正確に詳細に伝わってくる、しかも膨大な量が(正確にと言うのは映画のストーリーと言う意味で)過渡な情報はその作品の魅力を半減させかねない!
情報が多い!という事はワクワク感を減衰させるのも事実、では情報をシャットダウンすればいいとも思うのだが、最近は嫌でも情報が流入してくる・・・・事、映画鑑賞前の状況としては(オレのスタイルに対しては)悪い事と言わざるを得ない・・・・

個人的感情/感受性に偏った意見になるが、映画館で鑑賞して「わざわざ映画館で観るまでもなかったな」と言う作品が最近多い、反面、DVDで鑑賞して「映画館で観ればよかったなぁ」と言う作品も、これまた多い!
極論を言えば大作張りした作品がツマラナく、小粒の秀作が宣伝されない(上映されない)状況ではないだろうか?????
宣伝されない/情報量の少ない秀作を探す、すると大作の宣伝は嫌でも目に入ってくる・・・・うぴー的には最悪の悪循環である(しかも劇場公開されないのであっては意味が無い)

毎度の如く、纏まりがつかなくなったが(汗;

アレだけ“映画好き”だった自分が、もしかしたら“映画好きじゃなくなった”のか?と自問してしまった状況に自分でショックを受けている今日この頃・・・・・
歳と共に感受性も老朽化してきたのか?製作側の感受性が薄らいでいるのか?

0 件のコメント: