実は去年の暮れに娘といってきました。
前に「Mr.インクレ」を観に言った折、映画館通りで「ハウル」のポスターを観た娘は「千と千尋の神隠し!」と叫んでおりました、その時に「コレにするか?」と聞くと「イヤ・・・」と拒んでおりました。
「千と千尋・・」はウチにもDVDがあるのですが、どうも「銭婆」や「カオナシ」が怖いらしい・・・
「Mr.インクレ」の時も「怖い/怖くない」と言うのが娘の関心事の重要課題であった、でも今回は「Mr.インクレ」を観た!と言う前回の達成感がある為、「映画観に行くか?」と誘い水をかけるとスンナリ乗ってきた。
まぁ、今回は娘の話は措いといて・・・・映画評をひとつ
以前の記事にて「ジブリ映画考」をブチまけた手前?今回の「ハウル」はどうなんだ?と・・・・
“新作毎に「面白味」が減衰して行く”と言ううぴー的考察のルーチンから行くと今回は「より一層ツマンナイ」筈である・・・(笑
が、実際はそうではなかった。「もののけ」や「千と・・」よりは数段面白かった。「面白かった」と言うと自分的に語弊がある、「もののけ」や「千と・・」よりはマシだった。
うぴーがベタ誉めする「ラピュタ」に通じる【総天然色痛快娯楽大作】の筈なんだが、何かがヘンだ・・・・・
今回は「反戦」がテーマだろうか?
いや、小難しい講釈は要らないのでそんな事はどうでもいいんだが、「もののけ」や「千・・」の様に押し付けがましい説教色は薄い、子供から大人まで楽しめるエンタメに仕上がっているとは思う。
が、リピーターが続発する意味がうぴーにはワカラナイ?????
リピーターは「結局何なの?」を確認する為に劇場へ足を運ぶのだろうか?それなら納得行くのだが・・・・
そう、テーマも説教も薄い分(なのか?)何を言いたいのかワカラナイ・・・いや、面白ければテーマも説教も無くてもいい(例えばコメディとかジャッキーチェンの映画とか・・・)「ハウル」の場合、観終わった後「だから・・・・?」なのである。
鑑賞後の爽快感も満足感も無い、「ジブリらしさ」は体感できるものの「だから・・・?」なのである。
いやぁ、脚本がマズかったのではないか?
宮崎モノの御多聞に漏れず?人物描写(内面)がまるで出来ていない、展開もツボにハマる伏線が描ききれていないから、必然性が感じられず只ストーリーの無い映像を見せられているかのようだ。
キャラ夫々に深い因縁やら思惑がある筈なんだがその辺は全て端折ってあるのでキャラの相関関係もセリフで語られるのみで物語にのめり込めない・・・・
まるでTVシリーズのダイジェスト版を見せられている様だった。
言いたい事、ヤリたい事が多すぎるんねやね、きっと、宮崎さんの中ではもっと人物の肉付けがしっかりされててバックグランドや相関関係とか夫々の思惑も複雑に絡み合っているんだろうけど、作品では何も語られない、マジでTVシリーズにしてもっとみっちりヤればいいんじゃないか、もっと傑作になるんじゃないか?
人物のディティールが(何も!)描かれていないので謎ばかりである。
・ハウルは何故魔法使いになったか?
回想シーンはあるが動機が謎?
・ハウルと荒地の魔女の因果関係、相関関係?
・ハウルと師匠サリマンとの因果関係、相関関係?
・ハウルとマルクルの因果関係、相関関係?
・荒地の魔女と師匠サリマンの因果関係、相関関係?
・戦争の背景?
・師匠サリマンの犬「ヒン」、偵察隊だったんじゃなかった?心変わりの真相は?
・カブは何故?案山子になったのか?
等々、挙げればまだまだ出てくる。
荒地の魔女が毒気が抜けきっていない、と言う演出はもっともらしく、もと引っ掻き回してくれるかとも思ったが最後はアッサリだし(時間的制約か?)
うぴーに理解力が無いだけだろうか?
コレら(まだまだ多くの)謎を解き明かす為にもう一回¥1800を払う気にはとてもなれない。
決められた枠(時間)で全部を語るのは難しい、かといって長くすればイイってもんでもないのだが(うぴーの文章がいい例だ(悪い例))
宮崎作品は回を追う毎に語りきれない部分が増えている様に思う、今までは最後に帳尻を合わせるような強引な展開演出だったが今回は頭から最後までズ~~~ットその調子なのである。
物語の緩急差もあまりなく、ダラダラと流れている感も強い。
クライマックスってドコだ?
今までの宮崎作品の中ではイチバン!!!!!!!!!
印象に残ったシーンが無い!!!!
そう、まるで無い!
強いて言えば、ハウルが登場した後、ソフィーとハウルがオバケ?から逃げる時の空中散歩のシーンだろうか?お馴染みの宮崎調の画はそりゃよく出来てますけどディティールに斬新さは無い、空母や飛翔オバケ?やハウルの鳥形態もナウシカやラピュタの焼き増し、もっと言えば「未来少年コナン」の「ギガント」から変わっていない、歩兵用小型飛行艇?もラピュタのフラップターの方がイイし、小型飛行艇のアイディア自体もう使い古されてる・・・・・・・
ガラクタ継ぎ接ぎの「動く城」は大友克洋絡みの「ロボットカーニバル」のパクリだし・・・・
う~~~~ん、やっぱりボロクソだなぁ・・・
危惧していたキムタクの声が気にならなかっただけに勿体無い(巧いとはとても言えないが、心配していた程ヒドくはなかった)
総評?
芸術作品にも娯楽作品にもなれなかったドッチ付かずの凡作(言い過ぎ?)
まぁ、「面白い」と言ううぴーの鑑定基準から行けば「もののけ」「千と・・」よりは上カナ・・・・?
多分DVDは買うだろうが、繰り返し鑑賞した所で物語の行間が理解できる造り(脚本)ではないと思う。
DVD、ジブリ作品って高いんだよね?まぁ、洋画の激安タイトルが多いので相対的にそう思うにしても、特典映像くらい付けてよ!絵コンテは確かに面白いけど・・・・
ナントカしてよ!徳間ジャパン・・・・・
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