2010/08/10

ベスト・キッド

★★★☆☆

ラルフ・マッチオ、ノリユキ・パット・モリタで演ったベスト・キッド(カラテ・キッド)のリメイク!
原題よりの“カラテ・キッド”の方がいい気がするんだが・・・・・いや、功夫(カンフー)なんだが・・・

何しろ、今回はジャッキーですよ!ジャッキー!!!
子役もウィル・スミスの息子のジェイデン・スミス、それなりにスケールアップ?してます。。。。
オリジナルもあの時代にマッチしてた、今リメイクも単なる懐古主義のなぞるりリメイクではなく上手にリメイクしてるんじゃないかな。

話題になるわりには目立った演技ではないジェイデン・スミスくんだが、その目立たない演技が巧い!!!!
「ココ(中国)が嫌なんだっ!」と激白するシーンの演技はスバラシイ!
表情や仕草で心情を表現する演技力はオーバーアクトなお父さんよりも上かもしれない(笑

我らがジャッキーも今回はコミカルアクションを捨てシリアス演技に徹しています(多少の笑いは挟んでもヨカッタんではないかとも思うが・・・)

にしてもハリウッド映画はこの手のスポコン系(スポーツに限定はしない)での演出が巧い!
役者も練習、特訓はするんだろうが、みんながみんなプロ級?の腕前になる訳ではないだろう?
でも、ハリウッドのソレ系の映画は主人公は必ず抜きん出たテクニックを発揮し、また、観客にはソレらしく見えるから不思議だ。

ジャッキーのアクションのソレは計算しつくされた演武に近いのだが、ジェイデン・スミスくんを筆頭に皆がキレイにアクションをこなす!
中華系の役者だから?と言うのは偏見だろうが、型のキメも見事!
こぉゆぅトコロが邦画界に見られない拘りではないだろうか?
例を挙げたらキリがないが、邦画では“オマエそれ無理があるだろう?”的な演技をアイドルが臆面も無く演じる?(演技ですらないが)アイドルならしょうがない・・・・と1京萬歩譲ったとしても、役者だって同じ様なもんだ(批判はあるだろうが・・・)

オリンピック会場や万里の長城のシーン等、ちょっと無意味な中国宣伝シーンも散見されるが、それは撮影許可取得とか諸々の政治的理由からだろうが、嫌味ではなくストーリーの邪魔にまではなっていない、そぉいった演出も技だと思う。

訓練?のシチュエーションもあのジャケット訓練はドレの放置癖と絡めていたり、一見無意味っぽかった総本山行脚紀行?の魔法の水シーン、水よりも、蛇拳の達人の方が伏線だったりと 意外とシッカリと創り込みがしてある。

反芻うしてみると、メインアクションよりもそぉ言った細かいディティールの創り込みがシッカリしている事に感心する。

オリジナルがあるにはあるが、比べる様な創りではない、実際 巷のレビューでもオリジナルと比べたような記事は見当たらないし、そぉゆう気が起こらないんだなぁ・・・オリジナル知らない人の方が多いのかな(汗;

大作ではないし、思ったほど騒いでいないし、重かったり、深かったりな作品ではない、★は3つだけど とってもイイ作品です。

↓オリジナルの方です↓
 

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